千代田区 高級賃貸
区の起こり・由来
麹町区・神田区の統合
終戦後、戦災による区の実情の変化は大きく、各地はまさに焼け野原となりました。人口が極度に減少した区も多く、麹町、神田両区も面積の三分の二が焼け、かつて20万人以上であつた人口が、わずか3万人に減っていました。区の実体がこのような状態であった―方、行政、財政における権限が拡大され、それに対応した基盤をつくるため、区の規模を大きくする必要が生じ、区の整理統合を行おうとする機運が生じてきました。
昭和21年7月、第―次地方自治制度改革を機に東京都区域整理委員会が設置され、将来の復興都市計画による変化を念頭におきながら検討されていました。従来の35区から12区にする案と25区にする案とがあり、12区案では麹町・神田・日本橋・京橋・芝の5区が統合されることになっていました。委員会は審議をかさねた結果、25区案を修正した22区案を答申しました。
統合案について、議決をもとめられた各区会は種々検討をしましたが、昭和21年12月27日に他区に先がけて、両区の統合を議決しました。